知識不足が招いた失敗で知ったのぼり旗の価格
激安店のことを知らずに、“普通と同じのぼり店だ”と思った人は、価格というものがどういうものなのか、理解できたのではないでしょうか。残念なことに、“激安店ではない標準的な店”とか、“標準的な価格”と言う人の大半は、それまでに激安店に依頼して苦い思いをした人です。
激安店が悪いのではなく、頼み方が分らなかった、なぜ安いのか分らなかったという反省点が利用者のほうにもあるようです。激安といっても商売ですから、お店だけが一方的に損をして客に利益を譲っていたら倒産してしまいます。お互いにウインウインの関係であるためには、客側にもそれなりの前提が付きます。
さて後悔にまつわる話はこれくらいにして、のぼり旗の価格にもいろいろありますが、平均的なところで、“普通ののぼり旗ではいくらくらい費用が必要になるのか”をお話ししておきましょう。平均値ではなく、普通ののぼり旗ショップだけれど、安くなるように一生懸命努力してくれているショップの例です。
よくあるのぼり旗の価格設定はコミコミの料金
1枚からのオーダーでも発注は可能ですが、それではコスト高になります。通常では5枚~10枚のオーダーで価格表が構成されています。下記はA社の1枚あたりの価格一例です。
① 10枚で1枚あたり2,100円(税込2,268円)。サイズは450mm×1500mm
② 〃 2,200円(税込2,376円)。サイズは450mm×1800mm
③ 〃 2,300円(税込2,484円)。サイズは600mm×1800mm
発注枚数が増えるほど1枚あたりの価格は安くなっていって、100枚をオーダーした例では、
① 100枚で1枚あたり1,150円(税込1,242円)。サイズは上記①と同じ。
② 〃 1,250円(税込1,350円)。サイズは上記②と同じ。
③ 〃 1,350円(税込1,458円)。サイズは上記③と同じ。
10枚で1枚あたり2,100円(税込2,268円)ののぼり旗が、100枚では1枚あたり1,150円(税込1,242円)となっています。この価格の中には、デザイン作成・修正料や地図・紋章などのトレース代金、写真・ロゴの使用料などが含まれています。
のぼり旗1枚の単価に含まれるもの別途のもの
上記のA社の場合は送料・代引き手数料、特急料金などがこの価格に含まれていますので、トータルでみると1枚あたりの価格がもっと下がる計算になります。また即日配送とはオーダーを受けてから出荷するまでの日数を表していて、早ければその日のうちに。遅くても2営業日のうちに出荷などとなっています。
デザイン料やトレース代が別料金になっているのぼり旗店では、1枚あたりの単価では安く思えますが、送料などを含めたすべての料金を合計してみると、けっこう割高になることがあります。ショップによって個々にサービス内容が異なるので、しっかり比較検討してからオーダーしましょう。