のぼり旗の価格で「1本500円」というのはホント?

価格をベースにのぼり旗の購入を検討するために

価格を重視してのぼり旗を選ぶために注意すべき点は?

のぼり旗を激安価格にするには大量注文が必要

のぼり旗の価格に1本500円の製品があるのはホントです。最近では激安価格の“激安価格競争”が加速して、490円とか480円というのぼり旗も出てきました。「最終的には400円台の壁を突破して390円くらいまで下がるのではないか」という業界筋の見方があります。

しかしこのサイトでも何回も指摘されていますが、激安価格にはそれなりの理由があり前提もあるので、いたずらに価格優先でのぼり旗店を選択してしまうのは良くありません。そういうユーザーが増えれば増えるほど、価格は下がりますが品質やサービスも下がります。

“価格だけ下がって品質はそのまま”という都合の良い理屈は成り立ちませんので、そのことだけはわきまえておきましょう。良くある激安店のパターンは、完全入稿データが前提であり、それ以外を選んでいくと、1つ1つがオプションサービスになっているケースです。

激安価格ののぼり旗店にありがちな事柄

●激安店は最低でも10本以上ののぼり旗を発注する必要がある。

●完全入稿データが500円などの前提になっている。

●サイトの中の選択ボタンの選び方によっては、オプション(有料)になる。

●データやデザイン作成のサポートが受けられない。

●途中段階での仕上り見本など、必要な確認プロセスがない。

●専任の担当者がいないので、話を通すのに苦労する。

●修正・訂正・追加などは受付けてもらえないか、有料かのどちらか。

●短納期で仕上がりは早い。その代わり修正してもらえる余裕もない。

●品質に問題がある。インクと生地が粗悪で3カ月もたないのが普通。

●データ保存をしてもらえない。次回もイチからスタート。

激安価格を望むなら既製のぼりを使った方が良い

のぼり旗制作の意向にはいろいろな事情が絡んでいるものですが、オリジナルのデザインデータを指定のフォーマットで行なって後悔を重ねるくらいなら、既製のぼりを選んで一部を差し替えてもらって作るのが賢明な策ではないかと思います。そもそも既製のぼりは先方にすべてのデータが保存されているので、データ取り置きの必要がありません。

差し替えの面積や箇所数にもよりますが、そのやり方であれば、500円よりも安くて、失敗するのではないかとの心配も不要。既製のぼりの数やバリエーションは、昔とくらべて信じられないほど増えています。各社各様に既製品があるので、ジャンルで絞っても楽に1000~2000種類はあるのではないでしょうか。

価格優先でのぼり旗店を選ぶからには、それなりのリスクも知って置かなければなりませんし、リスクを取らすに価格だけは500円でと考えるなら、オリジナルなど失敗の確率が高くて、利用者に負担がかかる事柄は諦めることです。その手段が既製のぼりを活用すること。後悔だけはしないようにしましょう。