初心者なのに“さらに安い最安値”を探してしまう?
同じのぼり旗のショップでも、「激安・最安値店」、「横断幕などもありの総合店」、「品質とサービスが売りの専門店」、だいたいこの3つのタイプに分かれています。不思議なことに初心者であればあるほど、激安・最安値をネット検索してオーダーしています。
初心者なのだから、最初は失敗しないように、“品質とサービス重視の店で相談に乗ってもらいながら決めるのがいいはず”なのですが、実際の動向はそうではないようです。のぼり旗の価格は、専任デザイナーが付いてくれる専門店でも、1本あたりの単価が3,000円~6,000円。
決して安い値段ではありませんが、ネットで最安値を探してチマナコになって、値切り倒すような買い方をしなくても良いのでは?と、のぼり旗の価値を知っているプロであればあるほど、そう思ってしまいます。のぼり旗は他の広告媒体とは違って、お店の顔、会社の顔として長く使うものだからです。
そこでもう少し考えてみましょう。たとえばお店の宣伝用にプロにチラシの作成を依頼して、1,000枚を作ってもらい周辺にポスティングしたとします。それだけでは宣伝不足なので、ポスターも依頼して所々に掲出したとします。チラシ作成代とポスティング代で3万円、ポスターでも同じくらいはかかります。
消えてなくなる販促物か、店の顔となるのぼり旗か
チラシやポスターは、使い方にもよりますが、いずれは消えてなくなってしまうものです。けれどものぼり旗は通年使用が可能で、品質によっては何年でも利用できます。チラシとは異なり、店頭に立って“店の顔”となるものです。風になびいて賑わいを演出し、活性化にも一役買ってくれます。
店や展示会、各種のイベントなどで使う販促物の中でも、のぼり旗の制作価格はもっとも安い部類に入ります。何と言っても、専門店に依頼するオリジナルのぼり旗1本の価格でさえ、6,000円程度なのですから。どんなに贅沢をしても12,000円というのが、ネット上で調べた相場価格です。
数ある媒体の中では、もっとも安くて効果の出る優等生
●チラシの制作やポスティングには数万円単位のお金がかかって、それでもリターン率は2~3%がせいぜい。
●費用対効果が極めて低い割にはお金がかかって、使い捨てのように消えてなくなるのがチラシやポスター。
●のぼり旗は数ヶ月~数年の利用が可能で、店の軒下などで客の呼び込みの代わりをやってくれる。
●のぼり旗の設置前と設置後とでは、集客人数が明らかに違っていることが、販促の素人である経営者・店長・担当者でもすぐに分かる。
意味もなく、役割の大きさも知らずに、のぼり旗を最安値で買おうとするのは得策ではない。
普通のネットショッピングのように、価格比較だけでは済まされない。表現力・品質・サービスの差が出やすい。
決してのぼり旗専門店の味方をするわけではありませんが、“安値にこだわっても、良い結果が生まれない”のがのぼり旗です。少なくても使用目的や使用期間の長短にあわせて旗のオーダーの仕方を変えましょう。何でもかんでも安いほうが良いという考え方は、自分にとっての失敗事例を増やすだけです。